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団菊祭五月大歌舞伎

海老蔵の目力にやられて帰ってきました、団菊祭
三津五郎の踊りが観たくて、勧進帳は何度も見ているし、ということで夜の部を選択。
前から4列目の中央、という素晴らしく恵まれた一等席でした。

開演前に歌舞伎座に到着できず、遅れてしまった第一演目「女暫」。
どうしたって私の視線は凛とした佇まいの三津五郎と、美しい菊之助に注がれてしまう。
萬次郎の巴御前も立派でかっこいい!
三津五郎と菊之助が花道に消えた後、「あ~行っちゃったぁ」と舞台に視線を戻してみれば
目の前に一人だけ抜きんでたオーラを発している人がいるではありませんか!!!
思わず隣のyellow-busに「あの右の人は誰?」と聞けば「海老蔵」という答え。
あ~、もう~カウンターパンチを食らったような気持ちでした。
真っ赤な顔して全然気がつかなかったからです。海老蔵の決めにゾクゾクしちゃいました。
ラストの「女暫」独特の演出もおもしろかった。三津五郎さんの柔らかい物腰が好き。

第二演目の「三ッ面子守」では予定通り三津五郎の踊りを堪能。
初々しい表情で舞台に掛け出てくる姿が印象的でした。
あの艶感がたまらなく好きな役者さん。やっぱり一番です。

第三演目は「め組の喧嘩
当然のことながら団十郎、菊五郎は貫禄が違います。
一つ一つのしぐさがクールでため息が出てしまう。時蔵のお仲もとても良かった。

東京に住んでいると「いつでも行けるや」という気になり、何年も行っていなかった歌舞伎。
行っても三等席だったりして、それはそれで楽しいのだけれど。
今回のように前列でなければ見えない部分、感じられない迫力があることを再認識しました。

「次に日本に帰国するなら五月だ」と決心しました。また、必ず行きたい団菊祭、一等席で。
by carparkee | 2007-05-11 00:56 | 観劇、コンサートなど | Comments(0)