S. アボット著「クロージング・ダウン」

ほんの少し先のオーストラリアや世界はどんなでしょう。

食糧難、水不足、物価の高騰(コーヒー1杯とサンドイッチで$65とあります)、格差の拡大、地球温暖化、難民問題は深刻さを増すばかり。プライバシーはゼロ。巨大な国土のインフラ整備は行き届かず小さな街は閉鎖になり、都市は人とゴミであふれる一方。許可がなければ旅行もできない。

厳しい状況の中、少しずつ暮らしぶりを立て直していく主人公のクレアに惹かれます。

「人と人が繫がっていくことにしか希望はないんじゃないか」というメッセージだと思いますが、ちょっとラストが物足りないです。

ジャーナリストが初めて書いた小説なんだそうです。

何を読んだらいいか分からないときは、図書館に行ってオーストラリアの作家、できればビクトリアに住んでいる人の作品を探します。これもそう。
f0075460_14541761.jpg

[PR]
Commented by yumi_in_Australia at 2018-02-06 12:30
プライバシーの低下は肌で感じてる。その副作用で「恥ずかしい」という気持ちも低下していくんじゃないかな。
日本は少子化で人口減少ばかり取り上げられてるけど、世界は人口増加なんだよね。地球温暖化はもうすぐ氷河期に取って代わると思う。もともと氷河期が先に騒がれてたしね~。ここ最近は未来にすごく興味があるの。
Commented by carparkee at 2018-02-06 15:36
>ゆみちゃん
そうなんだね、ではこの本おススメします。静かに周囲との距離を取り、ただただ感じていた怒りと向き合うクレアが素敵よ。
by carparkee | 2018-02-01 14:54 | オーストラリア あれこれ | Comments(2)