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転校を決めた生徒

オーストラリアのセカンダリーは中高一貫で、公立であれば一般的に入試制度もないので学校の雰囲気は地域性によって大きく異なります。

一方、日本の高校では入試で生徒は振り分けられた生徒が入学してきます。「一定層」が集まる。「底辺」に位置する学校に勤めていたので、「できる」生徒を教えたことがなかったような・・・。

だから、声がかき消されていく落ち着かない教室の中で、コツコツと自分で勉強できる生徒たちには驚かされています。本当にちょこっと教えただけで入っていく生徒たち。彼らは自分で自分を高めていく力を持っているのだと思います。

さて、その中でも群を抜く生徒が「転校を決意したのだ」と報告に来てくれました。「迷ったけれど、よりよいチャンスに恵まれると思って。勉強したいと思っている生徒たちと一緒に学びたい。この学校では、みな学びたいと思っていないから」と。

うーん、考えさせられる出来事でした。
彼女の新しい学校生活が充実したものであるように願うばかり。
Commented by カトリーヌ at 2008-02-19 11:21 x
Carparkeeさん、過去の日記も読みました。
新学期がはじまって、本当に大変だったようですね。

carparkeeさんが真剣に仕事をしているからこそ、悩むこと、悲しくなることも多いのではないかと思います。教育関係のことは本当にド素人なので、私が何か言う資格はないのかもしれないのですが、そんなにご自身をせめることはないと思いますよ!物を扱う仕事ではないのだし、相手は多感な10代の生徒たち。どんなにすばらしく経験のある先生でも、最初からうまくいくことはないと思うし、先生が努力してできることと、できないことがあると思います。
どうぞ、気を楽にして、ご自身も楽しむつもりで授業をしてみてください。
学校の先生って、本当に尊く、難しい職業だと思います。
Commented by sydneybeachboys at 2008-02-20 18:37
学生時代のアルバイトに始まり、社会人になってみると、自分が属していた一定層以外の人たちと働く中で、なんて言えば良いのでしょ、要領がいいというか、飲み込みが早いというか、効率がよいというか、確かにある一定の学習、思考。分析能力に違いがあることを感じます。これって、どうやってその違いになるんでしょうかね?先天的というより後天的だと思いますが、だったらどこで違いが生じ始めるのか?とっても素直に不思議です。
Commented by carparkee at 2008-02-24 17:48
>カトリーヌさん
そうですね、馬鹿みたいに真剣勝負をしているかも(苦笑)。だからダメなのかもしれないです。先輩方には、例えば長い育休から復帰した頃に私と同じように悩んだわぁなどと励ましてもらっています。徐々に落ち着いてきた感じがすることもあり、頑張ってみようと思います。
Commented by carparkee at 2008-02-24 17:52
>sbbさん
先天的なものと後天的なものの両方だと思います。努力、要領もありますが、情緒的な安定と言えばよいでしょうか、落ち着いた環境で育つか否かが大きく関わっているように感じます。
by carparkee | 2008-02-18 18:17 | 仕事 あれこれ | Comments(4)